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アクアとカメ飼育の濾過を極める!フィルターの種類・選び方まとめ
(カメ飼育に濾過を導入する方法 その4)

カメ飼育に濾過を導入する方法シリーズ,今回から少しタイトルを変更しました
前置きばっかり長くて内容の分かりにくいタイトルだったので^^;

一応このシリーズのバックナンバーを貼っておくので,良かったら見てくださいね

面倒な水換えを減らして環境を改善??カメ飼育に濾過を導入する方法 その1:濾過の種類まとめ
面倒な水換えを減らして環境を改善??カメ飼育に濾過を導入する方法 その2:生物濾過とバクテリア
面倒な水換えを減らして環境を改善??カメ飼育に濾過を導入する方法 その3:濾過方式とその特徴まとめ

まとめてパッと書けばいいものの,少しずつしか更新していないこのシリーズですが(意外と書くの大変でなかなか手が進まないんです・・・),前回は濾過方式についての話でした
今までは実用よりは知識に重きを置いた内容でしたが,今回はもう少し実用的な話になると思います!
そんなわけでアクアリウムや水棲カメ飼育における濾過フィルター(濾過器・濾過装置)の種類・特徴・選び方について書いていきます

外部式フィルター





安価性  ★★☆☆☆
濾過能力  ★★★☆☆
水草育成適性  ★★★★★
メンテナンス性  ★★★☆☆
静音性  ★★★★★
インテリア性  ★★★★☆

概要

密閉可能な濾材を入れるケース(濾過槽)を水槽と別に用意し,モーターを使って水槽と濾過槽の間で水を循環させるタイプのフィルターです
濾過槽から水槽へはモーターで水を送りますが,水槽から濾過槽へは重力による落下で水を送るので,濾過槽は水槽より下に設置されるものが多いです
別名パワーフィルターとも呼ばれます
エーハイムというメーカーの製品がかなり支持されています

メリット

  • 密閉されているので作動音が小さく静音性が高い
  • 濾過槽で水が空気に触れないので水中の二酸化炭素が逃げない(水草育成に有利)
  • 水槽内には給排水パイプのみが残るので水槽のインテリア性が高まる.また上部の空間を照明を置くなど有効に使える(水草育成に有利)
  • 他のフィルターに比べ濾過槽が大きめなので濾過能力が高い
  • 使える濾材の自由度が高い
  • 交換パーツなどが豊富で長く使える

デメリット

  • 値段が高め
  • 濾過槽で水が空気に触れないので濾過槽が酸素不足になりやすく,濾過効率は高くない(濾過槽の大きさでカバーしている)
  • メンテナンスがやや面倒
  • 水槽以外に濾過槽の設置スペースが必要
  • プレフィルター等を使わなければフィルターが詰まりやすい

こんな水槽に最適!

水草水槽との相性はバツグンです
水草水槽でなくても,30cm以上の水槽では最も多く採用されているフィルターではないでしょうか
色々なパーツが販売されていて拡張性も高いですし,水槽周辺がすっきりするのも大きなメリットなので,非常に使いやすいフィルターです

こんな水槽には不向き!

大型肉食魚やカメのような排泄物の多い生体に対しては,フィルターが詰まりやすくなってしまいメンテナンス頻度が上がってしまうのであまり向きません
プレフィルターを使えば多少マシなはずですが,プレフィルターのメンテナンスが必要となり結局面倒です
また20cm以下などの小型水槽に適応する外部フィルターは少なく,コストパフォーマンスも微妙なので,無理に使う必要もありません

上部式フィルター





安価性  ★★★☆☆
濾過能力  ★★★★☆
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★★★★☆
静音性  ★★☆☆☆
インテリア性  ★★☆☆☆

概要

水槽上部に乗せて使うタイプのフィルターです
以前は最もポピュラーなフィルターだったようですが,近年のフレームレス水槽の人気に伴い使用率が低下しているようです(フレームレス水槽では使用できないため)
水槽からポンプで汲み上げた飼育水を水槽上部の濾過槽で濾過し水槽に戻すという方法で濾過を行います
安価な水槽セットなどで付属フィルターとしてついてくることも多いです

メリット

  • 濾過能力の割に値段が安い
  • 濾過能力も濾過効率も高く生体がメインの水槽に適する
  • 使える濾材の自由度が高い
  • ウールマットを用いることで物理濾過と生物濾過の両方を行える
  • 濾過槽内や水槽への戻しの際に良く空気を巻きこみ酸素を供給する
  • メンテナンスが楽

デメリット

  • 水槽上部を覆ってしまうのでやや邪魔.インテリア性も少し下がる.またフィルターの下が陰になるので水草の育成に不利
  • 水と空気が良く触れあうので水中の二酸化炭素を逃がしてしまいやすい(水草育成に不利)
  • 作動音や落水音がややうるさい
  • 給排水パイプの位置の変更が難しい
  • 変則的なサイズの水槽には大きさの合うフィルターがない場合がある

こんな水槽に最適!

大型肉食魚やカメの飼育にはもってこいです
水槽の見た目をあまり気にせず生体の飼育をメインに考える場合にも適します
多くの生体を飼っていて世話が大変という場合も,メンテナンスの手間が減るので良いでしょう

こんな水槽には不向き!

流行りの水草水槽には向きません
見栄えもあまりいいとはいえないのでインテリア性を重視する場合も採用しづらいかもしれません
30cm以下の水槽や150cm以上の水槽の場合も,適合するサイズのフィルターがおそらく存在しないので採用しづらいと思います
(大型水槽で上部式フィルターを特注している方はいるようです)

底面式フィルター





安価性  ★★★★☆
濾過能力  ★★★★☆
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★☆☆☆☆
静音性  ★★★★☆
インテリア性  ★★★★☆

概要

水槽の底に敷いてつかうフィルターです
底に敷いたフィルターの上に底砂(またはソイル)を敷き,エアポンプまたは水中モーターで水を循環させることで,底砂そのものを濾材として使って濾過する方法を用います
底砂に水を流れさせることが目的なので,底全面にフィルターを敷く必要はありません
フィルターの目詰まりを防ぐため網戸の網やウールでフィルターを覆ってから底砂を敷く人もいます
大体の場合エアポンプやモータは別売りなので気をつけましょう

メリット

  • 値段が安い
  • 底砂全てが濾材となるため濾過能力が高い
  • 濾材が底砂なので濾材も安く済む
  • 外部・上部・外掛け式フィルターと連結するなど自由度の高い使い方ができる
  • 水槽上部が解放されるので水槽の管理がしやすい・見栄えがいい
  • 静音性がそこそこ高い
  • 他のフィルターに比べて水流を弱くしやすい
  • エアポンプを使って水を循環させる(=エアリフト式)場合,エアレーションの効果も期待できる

デメリット

  • 底砂が物理濾過を兼ねる(=底砂にゴミがたまる)ので定期的な底砂の掃除が必要
  • その掃除がけっこう面倒(メンテナンス性が悪い)
  • 底砂に水が良く流れるので,底砂に肥料を仕込んでもすぐに溶けだしてしまう(水草育成に不利)
  • 一度セッティングしてしまうと,底面式フィルターを使うのを止めたくなった場合は水槽をリセットするしかない

こんな水槽に最適!

安価なためショップの販売水槽で採用しているところも多いです
また安価さと水流の弱さから繁殖用・稚魚用の水槽にもよく使われます
私はあまり詳しくありませんが,ビーシュリンプなどのエビを飼っている方もよく使っているようです
メンテナンス性を考えると60cm以下の水槽に適していると言えます

こんな水槽には不向き!

水草育成に重要な底床肥料との相性がとても悪く,フィルターに水草の根が絡んで植え直しがしにくい等の点から水草水槽には向きません
また,水槽サイズが大きくなるとメンテナンスの労力が半端じゃなくなるので大型水槽にも向きません

外掛け式フィルター





安価性  ★★★★☆
濾過能力  ★★☆☆☆
水草育成適性  ★★★★☆
メンテナンス性  ★★★★☆
静音性  ★★★★☆
インテリア性  ★★★☆☆

概要

水槽の縁に掛けて使用するタイプのフィルターで,手軽に使用することができます
市販品はほとんどの場合濾材に活性炭などの吸着性のものを使っており,定期的に交換するように指示しています
そのままの状態だと当然濾過バクテリアが定着せず,生物濾過も機能しないので,改造してリング濾材などを入れ生物濾過として使う方も多いです
初心者向けの小型水槽セットなどによく付属しています

メリット

  • 値段が安い
  • 小型であまり場所をとらない.水槽上部も解放されて水槽の管理がしやすい
  • メンテナンスがしやすい
  • そこそこ静か

デメリット

  • 改造しなければ生物濾過として機能しない
  • 改造しない場合濾材を定期的に交換しなければならないので維持費がかかる
  • 濾過槽が小さいので濾過能力も当然低い(もし改造したとしても濾過能力は低い)
  • 適応する水槽サイズに対して水流が強めのものが良くある

こんな水槽に最適!

45cm以下の小さめの水槽には手軽さから結構よく使われていますし,適していると思います
水草水槽にはあまり向かないという方もおられますが,私は外部式にはかなわないもののそこまで相性は悪くないと思います

こんな水槽には不向き!

60cm以上の水槽では,濾過能力の低さから基本的には使われないと言えるでしょう
一つの水槽に複数個外掛けフィルターを設置する人もいるようですが,手持ちのものを流用する以外ではそこまでするメリットはありません
小型水槽でも,生体が過密な水槽では濾過能力不足になる恐れがあるので気をつけましょう

投げ込み式フィルター





安価性  ★★★★★
濾過能力  ★☆☆☆☆
水草育成適性  ★★☆☆☆
メンテナンス性  ★★☆☆☆
静音性  ★★★☆☆
インテリア性  ★☆☆☆☆

概要

フィルター本体を水中に入れて使用するタイプのフィルターで,水中フィルターとも呼ばれます
エアーポンプにより水を循環させるタイプと水中ポンプにより水を循環させるタイプの2種類があります
水作というメーカーの水作エイトという製品がいろいろな意味でかなり愛されています 笑
金魚を飼ったことのある方は,一度はこのタイプのフィルターを使ったことがあるのではないでしょうか?

メリット

  • 値段が安い
  • 構造が単純
  • 稚魚などを吸い込みにくい
  • エアーポンプを使うタイプならばエアレーションを兼ねられる
  • 邪魔にならないので水槽の管理が楽

デメリット

  • 見栄えが悪い
  • 濾材容量が小さいので当然濾過能力も低い
  • 物理濾過能力が低くメンテナンスの頻度が高くなる

こんな水槽に最適!

かなり小型の水槽ならばこのタイプのフィルターのみで維持できるかもしれません
基本的には既存のフィルターの補助やエアレーションへのちょっとした付加要素,水流を作るなどの目的に使われます
あとは水作エイトを使ってネタに走るくらいでしょうか…

こんな水槽には不向き!

補助的な使い方が主になるので,逆に使うことのできない水槽というのもこれと言ってありません
まさにケースバイケースというところでしょうか
強いて言うなら,ばっちりレイアウトされた水槽に入れれば明らかに浮いてしまうのでやめた方がいいと思います…

スポンジフィルター





安価性  ★★★★☆
濾過能力  ★★☆☆☆
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★★☆☆☆
静音性  ★★★☆☆
インテリア性  ★☆☆☆☆

概要

エアリフトによりスポンジに飼育水を流れさせて濾過するタイプのフィルターです
パイプの先端にスポンジが付いているだけのいたってシンプルな構造となっています
スポンジに濾過バクテリアが繁殖することを狙った生物濾過主体のフィルターです

メリット

  • 値段が安い
  • 構造が単純
  • エアーポンプによる酸素供給とスポンジの大きな表面積で濾過効率が高い
  • 目の大きなゴミを通さないので,他のフィルターの給水パイプなどに接続しプレフィルターとして使うこともできる
  • 給水口がスポンジで覆われているので稚魚やエビを吸い込まない

デメリット

  • スポンジにゴミが詰まりやすいので頻繁なメンテナンスが必要
  • 見栄えがよくない
  • スポンジの大きさに限界があるので大きな水槽に対応する濾過能力はない

こんな水槽に最適!

稚魚育成用の水槽に最適です
一つのエアーポンプで複数のスポンジフィルターを稼働させることも可能なので,大量の稚魚を維持できる点も良いです
ビーシュリンプなどのエビ飼育にも向いているようです
また外部式や上部式フィルターのプレフィルターなど,補助的な役割をもつサブフィルターとして活躍します

こんな水槽には不向き!

中型以上の水槽や過密な水槽,糞の多い生体等には適しません
またメンテナンスの見極めが難しく,初心者にはあまり向かない面もあるようです

オーバーフロー式濾過





安価性  ★☆☆☆☆
濾過能力  ★★★★★
水草育成適性  ★★★☆☆
メンテナンス性  ★★★★★
静音性  ★★☆☆☆
インテリア性  ★★★★★

概要

濾過槽から飼育水槽に水を送り,あふれた水を濾過槽に戻しまた飼育水槽へ送る,というサイクルによって濾過を行うシステムです
水槽に設置する濾過装置ではなく,水槽そのものも含めた濾過システム全体を指すので厳密にはフィルターとは言わないかもしれません
水槽そのものを加工したりと他のフィルターに比べ規模が大きく導入は大変ですが,それに十分見合うリターンもある濾過システムです
大型水槽でよく採用されます

メリット

  • 大きな濾過槽を使用することができるので濾過能力が高い
  • 大きな濾過槽を使用することで全体の水量が増え環境が安定する
  • 水が飼育水槽から濾過槽に落ちるときに空気を巻きこむので溶存酸素量が増加し,濾過効率も高い
  • 飼育水槽にはあふれた水を濾過槽に送るパイプがあるだけなのでスペースを有効に使える
  • 濾過槽およびキャビネットにヒーターやクーラー,殺菌灯などの目立つものをスッキリ収納できる
  • 何か機材を増やしたくなっても濾過槽やキャビネットをいじるだけでよく,拡張性が高い
  • 日頃の管理はウールボックスのウールを交換するだけでよく,水換えも濾過槽でできるのでメンテナンスが楽

デメリット

  • 値段がかなり高い
  • 水量が多い=重量が大きいので,床の補強が必要になる場合がある
  • システムが大規模になって場所をとることになりやすい
  • 落水音が大きく静音性が低い
  • 飼育水槽から濾過槽に水が落下する際に,水中の二酸化炭素が逃げる(水草育成に不利)
  • 設置に多少の工作技術が必要

こんな水槽に最適!

大型肉食魚やカメ,水棲爬虫類など水を汚しやすい生体の飼育に最適です
私もイシガメをオーバーフロー式の濾過法をメインにした水槽で飼育しています
濾過能力が高いので,ある程度であれば過密な水槽も可能です
海水水槽では要求される濾過能力が高く,オーバーフローが採用される場合が多いです
また,スッキリした水槽を作りやすいのでインテリア性が求められる場合にもお勧めです
アクアリストなら一度は憧れる濾過システムの最高峰と言えるかもしれません

こんな水槽には不向き!

水中の二酸化炭素が逃げてしまうので水草水槽にはあまり向きません
小型水槽には不向きなわけではありませんが,システムが大規模で場所をとりお金もかかるので,スペースとコストを抑えたい人の多い小型水槽ユーザーはあまり採用していません

その他のフィルター

概要

今まで紹介したフィルター以外にも,主に海水水槽で使われ,物理濾過メインのプロテインスキマーや,魚などの糞を集めて掃除しやすくしてくれるフィッシュレット(濾過能力はないので厳密にはフィルターではないです),硝酸塩を還元し窒素として空気中に逃がしてくれる還元濾過フィルターなどがあります
通常の淡水性の生物の飼育ではあまり必要ないと思われますが,一段階上の飼育を目指す方は調べてみるのもよいでしょう

まとめ

以上,濾過フィルターの種類と特徴,選び方についてまとめてみました
フィルターごとに一長一短があることがおわかりいただけたでしょうか?
自分の作り上げたい環境に合わせて適切なフィルターを選んでくださいね!

また,上で挙げたのはフィルターの種類ごとの大まかの特徴なので,商品によっては当てはまらないものもあるかもしれません
フィルターを購入する際はその商品の特徴なども加味してください!

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