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蒸発・異物混入・飛出し事故を防ぐ!開閉式の水槽フタを自作
開閉式の水槽フタを自作する方法

最近は水槽にフタを設けない“オープンアクアリウム”が流行っていますね
スタイリッシュな景観が魅力的なオープンアクアリウムですが,フタがないと飼育水の蒸発がはやくて足し水が面倒,水面にほこりやゴミが落ちる,魚が飛び出して死んでしまうなどデメリットも結構あります

そこでいざ水槽にフタをしようと思っても,フタが小さくて隙間から魚が飛び出す,ピッタリサイズのフタは餌やりの度によけるのが面倒,そもそも水槽にフタがセットになっていないなどの問題が起こったりします
そんな時は自分の要求に合ったフタを自分で作ってしまうのはどうでしょうか?

今回はそんなかゆい所に手が届く,自作水槽フタの作り方を紹介します
何とこのフタ…動くぞ!?
…ということで,今回作るのは餌やりや足し水などのちょっとしたメンテナンスを簡単にする,可動式のフタです!

用意するもの

材料

  • 塩ビ板(3mm厚程度がよい)
  • 塩ビ角棒(1cm角がよいが5mm角でも可)
  • 蝶番(2つ)
  • ボルト(8本)
  • ナット(8個)
  • フタ受け
  • 塩ビ三角棒

フタの材料には塩ビ板を使用します
塩ビ板は割れにくく保温性も高いため,フタに適しています
アクリル板も候補に挙がりますが,水分により反りやすいのと塩ビ板より高価なことがネックです
値段と重さに目をつぶれば,厚めのアクリル板にすれば透明度は塩ビよりも高いです

蝶番・ボルト・ナットは作成するフタの形状に合わせて必要な数を用意してください
普通は蝶番を2つ止められるだけの数があればよいと思います
私は60cm水槽サイズのフタで25mmの蝶番と3×6の六角ボルトを使用しましたが,水槽サイズが大きくなるのであれば蝶番も大きくて丈夫なものにした方がよいと思います

また,水槽にフタを乗せるためのフタ受けが3つ必要です
ない場合は作ります(下の方で作り方を解説しています)
塩ビの三角棒はフタ受けを作る時に必要です

材料の入手法

上にあげた材料はホームセンターでほとんど揃うと思いますが,塩ビ板は若干価格が高めのことが多いです
そこでアクリルショップ・はざい屋というお店でのネット通販が安くてお勧めです
ここではかなり精度の高いカットもしてくれるので,先に寸法を決めておきそのサイズにカットしてくれるようお願いすると手間が省けてとても便利です
私は以前に濾過槽ウールボックスを作ったときにここを利用し,今回はその時のあまりの塩ビ板でフタを作ります

蝶番,ボルト,ナットについてはホームセンターでの購入でよいですが,ステンレス製のものを選ぶと錆びに強く良いと思います
最後の参考WEBページにサイズについても記述があるので参考にしてください

工具

  • 電動ドリル(塩ビ板に穴をあけられるもの)
  • アクリルカッター
  • 塩ビ板用接着剤

塩ビ板を穴あけ・切断加工するので電動ドリル・アクリルカッターは必要になります
また塩ビの接着剤には,塩ビ板用・塩ビ管用があると思いますが,塩ビ板用のほうが使いやすいと思います
塩ビ板用の接着剤を使用するときには注射器が必要になるので,注射器がセットになっている塩ビ板用接着剤を買うのが一番手軽です

作業手順

構想・設計

自作水槽ふたの構想

フタの形状・寸法を決めます
このときフタのどの部分を支持して水槽に載せるかをちゃんと考えておきます
変なところを支持するつもりでいるとフタがちゃんと水槽にのりません
私の場合は写真の赤色の部分を支持することにしました

右側の少し小さくなっている部分がフタの可動部です
バランスを考えると,フタの可動部は稼働しない部分の半分から3分の1くらいの大きさがよいでしょう ちなみにこのフタは濾過槽用なので形状・寸法が少し特殊です
また,夏場には可動部の場所には冷却ファンを設置するので,ファンが置けるだけのスペースが生まれるようなサイズにしてあります

蝶番の取り付け

大体どんなフタにするか決まったら,蝶番を取りつけます
まず塩ビ板の上に蝶番を仮置きして取り付け場所を決めます
蝶番はできるだけまっすぐに並べないと,フタを動かしにくくなってしまうので注意してください

蝶番の取り付け位置の確認

私はこんな感じのバランスにしました
まあよっぽど変な取り付け方をしなければ大体大丈夫です

蝶番をマスキングテープで固定

取り付け場所が決まったらマスキングテープなどで蝶番を固定し,穴あけ位置に印を打ちます
こうしないと穴をあけてもずれてしまい蝶番がうまくとりつけられなくなる可能性があります

後は穴を空け,蝶番をボルトとナットで固定します
穴径は,通すボルトの径よりも少し大きくしておくとスムーズに取り付けができます
固定後はこんな感じになります

ボルトとナットで蝶番を固定 表側
ボルトとナットで蝶番を固定 裏側

また,フタの可動部に塩ビ角棒を短く切って貼り付けると取っ手を作ることができます
下の写真はフタの完成写真です
取っ手取り付けの参考にしてください

開閉式のフタが完成

ここまででフタについては完成です

フタ受けの作成

フタを水槽に乗せるためのフタ受けを作ります
使えるフタ受けが3つ以上ある方はこれを作らなくても大丈夫です

フタ受け

作業途中の写真が残ってなかったのでいきなり完成写真です^^;
コの字型の部分をフレームレス水槽に引っ掛け,出っ張り部分にフタをのせて使います

フタ受けのパーツ構成

もう少し構造が分かりやすいようにしたのが上の写真です
青色が塩ビ板,緑が角棒,赤が三角棒です
塩ビ板と角棒によってコの字部分を作り,フタを受ける出っ張りを三角棒で補強しています

このフタ受けは冷却ファンを水槽に取り付ける時のクリップの役目もしてもらうので,幅は冷却ファンに合わせて12cmとしました
詳しくは別記事:水槽用冷却ファンの自作!アクアリウムの関門“夏”を乗り切る方法をご覧ください

ちなみに私は冷却ファンのクリップとして使いたかったのでフタ受けを自作しましたが,その必要がないならフタの縁に水槽に引っ掛ける羽根を付けておけば十分です
参考WEBページに詳しい方法があります

完成&設置

これでフタとフタ受けが完成しました
後は水槽に設置するのみ!

水槽(濾過槽)に設置した開閉式の自作フタ 閉じた状態

実際に設置した様子が上の写真です
ピッタリですね!
濾過槽用のフタなので,配管部分を通すためにフタの可動部を一部小さくしてあります

水槽(濾過槽)に設置した開閉式の自作フタ 開いた状態

フタを開くとこんな感じです
水が蒸発して水位が下がってきた時も,このようにふたを開けるだけで足し水ができるのでとても便利です!

まとめ

今回は日々のちょっとした面倒を解消してくれる可動式の水槽フタの作り方を紹介しました
やはり自分で作ると要求を全て満たすモノを作れるので使いやすいですね
大して難しい工作もないので,皆さんもぜひ一度挑戦してみてはいかがでしょうか!?

参考WEBページ

この記事の執筆にあたり以下のWEBページを参考にしました

塩ビ板で可動式のフタを作る - WATER PLANTS WORLD

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